2010年11月30日

「河村たかし名古屋市長 辞職・再出馬へ」を考える

「河村たかし名古屋市長 辞職・再出馬へ」を考える
 河村たかし名古屋市長が、辞職し再出馬するそうです。 名古屋市長選挙を愛知県知事選挙と同日選挙とし、県知事選に出馬する大村秀章氏を援護射撃するためです。

 河村たかし寄りの記事を書く中日新聞にさえ、1面トップでは 「任期途中 大義なし」 と書いていました。 記事によれば、 『議会リコールで「必要署名数に足りなかったけじめをつけるため」 来月下旬に辞職し、再出馬する方針を決めた』とのことです。

 署名数が足りなかったことや、リコール署名における組織的不正行為が発覚したことへのけじめなら、今すぐ辞職すべきで、再出馬するべきではありません。

 リコール署名は現在、縦覧を行なっており、無効署名に対し異議申し立てをしている最中ですexclamation
 リコール署名した市民に対して、失礼な話ではないかexclamation×2
 リコール署名の結果は、確定したわけではないのにexclamation&question

 今まさに名古屋市会は11月定例会を開催している最中なのにexclamation
 引退を表明している市長と何を審議するのでしょうexclamation&question

 あまりのタイミングの悪さに呆然です。

 民主党の岡田幹事長も、河村市長が辞職して再出馬することに 「全く大義のない選挙で究極の税金の無駄遣いだ。(前回河村氏を)推薦したが不明を恥じており、怒りを禁じえない」 と異例ともいえる激しい批判をしました。

 署名不成立が理由なら、来年4月の統一地方選挙<名古屋市議会議員選挙>にぶつける方がまだ理屈がとおります。
 自らの人気と支持率の高さを利用した政局を仕掛けているだけですね ちっ(怒った顔)
posted by かさまつまさのり at 19:11| 政治

杉山ひとし議員(市民会派気魄)が名古屋市長選挙出馬表明

杉山ひとし議員(市民会派気魄)が名古屋市長選挙出馬表明

 杉山ひとし議員(市民会派気魄)が名古屋市長選挙出馬表明しました。
 『11月29日(月)午前10時から始まった名古屋市会本会議で、杉山ひとし議員(市民会派気魄)が、自らの個人質問の中で市長選挙への出馬を表明した。河村市長は知事選選挙に意欲を見せる大村秀章衆議院議員を応援するため、市長職を辞し、再度市長選挙に出馬する意向を示しているが、杉山議員は市政の私物化と批判。非市長、非議会で立候補するとした。本会議における自らの個人質問中、議長に議員辞職願を提出しようとしたが、本会議は議員が市長ならびに理事者に質問する場であり、この行為は不適切であることから、その旨を通知し、議場での受け取りをお断りした。』
横井利明オフィシャルブログ 「条件付辞表」の扱いは?
http://blog.livedoor.jp/minami758/archives/1605752.html#comments

 残念な話ですが、河村たかし市長の辞職は明らかな名古屋市政の私物化。 あるいは「大村さんを支援するための市長職の投げ出し」。 税金の無駄遣いでもある(約2億円)。
 河村たかし市長勝手には勝手に辞職してもらって、議会は完全無視して、誰も対抗馬を立てず、結局市長選挙なし<辞職市長の任期は残期間なので延長はなく、従来の任期を全うしてもらうのみ>という方向でよかったのに。。。。。。。。。

 邪魔が入りましたね。。。勝算なき戦いは逆効果。
posted by かさまつまさのり at 07:49| 政治

2010年11月24日

佐藤正久参議院議員の講演

佐藤正久参議院議員
 野田聖子衆議院議員の講演会の報告をしたいところでしたが、野田氏が出産の関係で急遽入院のため、昨日23日は、防衛・安全保障のエキスパート「ヒゲの隊長」こと佐藤正久参議院議員の講演を拝聴しました。  尖閣諸島の話から領土問題、中国漁船ビデオ流出事件等外交に関する話題、タイムリーな話題を熱く語る姿に感銘を受けました。 現場で身体を張って任務を果たした人の言葉は重いです。 この日は午後2時35分頃に黄海の北方限界線付近で発生した北朝鮮による砲撃事件が起こり、緊張感のある講演となりました。
         
 講演中に佐藤氏が投げかけた質問をいくつかあげます。

(1)本州・北海道・四国・九州を除いて1番大きな島はどこですか?
 答え:『択捉島です!』
(1ーA)本州・北海道・四国・九州を除いて2番大きな島はどこですか?
 答え:『国後島です!』
(1ーB)三番目は?四番目は?
 答え:三番目が『沖縄島』、四番目は『佐渡島』。
(2)尖閣諸島は何県にあるか?
 答え:尖閣は沖縄県の石垣市に属します。答えられない自民党議員もいます。
(3)尖閣諸島は石垣島のどこに位置するか、皆さんはご存じですか?東?西?南?北?
 答え:北北西にあります。
(4)「北方領土4島を言えますか?」
 答え:ご自身でお調べください!

 完全に答えられる人はどれだけいるでしょうか? 佐藤氏は、「自分の国はどこからどこまでか、はっきり教えられていないのです。 これが問題点です。 領土領海は大事だと言いながら、教えられていないのです。 それが国防意識を薄くさせる一つの最大原因なのです。 危機管理意識の希薄さは国土の領域を知らないことでもある。」 と述べられました。
         
posted by かさまつまさのり at 21:20| 政治

2010年11月22日

野田聖子衆議院議員

野田聖子衆議院議員  
 明日、野田聖子衆議院議員の講演会に参加します。
  野田聖子オフィシャルホームページ 
   http://www.noda-seiko.gr.jp/
       
 ご存知の通り、野田氏は現在50歳で妊娠8か月。 米国で他人の卵子提供による体外受精を行ない、妊娠した。 不妊治療に悩む女性に勇気を与えたのは間違いない。
 2003年に向井亜紀さんが夫の精子と自分の卵子を体外受精し、米国で第三者に代理出産をさせた。 双子が生まれたが、最高裁は実子と認めない判断をした。 現在の民法は、1896年(明治29年)に制定されたもので 「妊娠・出産したものを母」 と定めている。 自分の遺伝子を有しない子どもを生む、野田聖子さんの場合は「実母」と認められる。 向井さんの場合は、法的には養子縁組をしない限り「親子関係がない」と扱われる。 野田氏は、こうした問題に国会議員として真正面から取り組む。
 日時 11/23(祝)18:00
 場所 守山区役所講堂
 会費 500円(記念品代)
 主催 東郷てつや事務所(052-794-7777)
posted by かさまつまさのり at 22:15| 政治

2010年11月20日

名古屋市会に新党『鍋 Party(Nabe Party)』

名古屋市会に新党『鍋 Party(Nabe Party)』

 先日このブログで 『Tea Party』 を取り上げましたが、保守派の「茶会」に対抗して、無党派層が「コーヒーパーティー」を結成したそうです。
   保守派の「茶会」に対抗、無党派層が「コーヒーパーティー」結成 米国
    http://www.afpbb.com/article/politics/2770051/6356394
 そもそもこの話は、『Party』が「党」も意味するところが面白いのです。 ちなみに、みんなの党は 『Your Party』
 
 さて、名古屋市会(名古屋市議会)も混沌としてきました。 公明、民主が議員報酬半減に賛成とか、自民が住民税10%減税の恒久化に条件付賛成、さらには自主解散を他会派にも呼びかけだとか。 うーん、議会の出前議会など議会側の行事にお付き合いした私にとって、なんと歯がゆいことか。。。。
 名古屋市会にも新しい党を作りましょう。。。

 『Tea Party』 に対抗し、『麦茶 Party』 季節外れだな、、、、ふらふら
 そうだひらめき 『鍋 Party(Nabe Party)』なんてどうでしょう。。。

 名古屋市会に新党 『鍋 Party(Nabe Party)』 結成パンチ
          
posted by かさまつまさのり at 13:15| 政治

2010年11月19日

「議会内閣制」

「議会内閣制」

 愛知県半田市議会の議長が、議会に予算の提案権を認め、副市長や部長を議員が兼ねる 「議会内閣制」 を、内閣府に構造改革特区を提案申請したことが報じられた。 現行の地方自治法でも 「議会内閣制」 が実現できるよう、規制緩和を求めているのである。 ここで注目しなければならないのは、市長の提案ではなく議長の提案であることである。
 この地方には「議会内閣制」の専門家である後房雄名古屋大学教授、石田芳弘衆議院議員らがみえるので 「議会内閣制」 の解説はそれら方のHPを参考にしてください。

そもそも今の時期に、なぜ「議会内閣制」か?である

 大きな理由は、名古屋市や大阪府、鹿児島県阿久根市などで起きている首長と議会の対立構造であろう。 従来の2元代表制で議会運営が円滑にできないという状況に陥っていることがベースとなっています。 従来の議会が首長のチェック機能を果たすというのではなく、実際に執行部側に入って、お互いに責任ある執行部として機能してはどうか、というものである。 議員が執行責任と執行権限を得るならば、議員は確実に活性化するでしょう。
 片山善博総務相は、本日の中日新聞朝刊に掲載されたインタビューで、 「議員は託された調査質問権を行使して首長の提案や施策の執行をチェックしてほしい」 と議会に注文をつけています。 また、首長が議員を自治体の幹部に登用する 「議会内閣制」 は 「癒着を絶つという流れに逆行する」 と述べています。
 確かに現実的には様々な問題があります。 まず、副市長や部長を任命・選出する方法です。 議会に全権を委ねるなら、首長の方向性と異なった議員が副市長や部長になったときにどうするか? 逆に首長が任命するという形であれば、首長が議員のポジションに対する権限を得ることになり、首長の 「お友達議員内閣」 になりかねません。
 「議会内閣制」 は面白い発想ですが、今の日本のシステムにあてはめるだけではうまくいかないでしょう。 地方自治の制度改革とともに議論すべきでしょう。
posted by かさまつまさのり at 19:42| 政治

2010年11月17日

Tea Party

Tea Party
 2009年4月15日に、全米各地で 「Tax Day Tea Party(茶会運動)」 という集会が行われた。 4月15日は米国では税金の個人申告の期限日である。 1773年12月の「Boston Tea Party(ボストン・ティー・パーティー)事件」に擬して開催されたものだ。 アメリカの独立運動のターニングポイントとなったこのボストン・ティー・パーティー事件は、今でも、専制的なイギリス王政に対する反逆のシンボルと位置付けられている。 イギリスの植民地政策の象徴であったアメリカでの過重な茶税に反対するアメリカ市民の一党(およそ50人くらいだったという)が、ボストン港に停泊中のイギリス船を襲い、 「ボストン港をティー・ポットにするのだ」 と叫びながら、計342箱もの積み荷の茶箱を海に投げ捨てたというのだから、いかにラディカルな実力行使だったかがわかる。
 さて、2009年のTea Party「ティーパーティー(茶会運動)」だが、主催者側の総括によれば、ニューヨークやワシントンDC、ボストンなど全米800か所で、オバマ政権の経済政策が納税者たちにとって制御不能な無責任な政策に堕しているとして抗議する人々の集会が行われたのだという。彼らによれば、この動きこそは、真に「草の根」(Grassroots)的なアメリカ国民の怒りの声だと主張している。 どんなに共和党系の政治団体から大口の寄付があったとしても、それでも「草の根」なのだ、という主張は揺るがない。 ちなみTea(ティー)は  「Taxed Enough Already(もう税金はたくさんだ)」 の頭字語でもある。
 さて、今月2日の中間選挙は、オバマ民主党の大敗、共和党の特に下院での大躍進という結果に終わった。 この選挙で再度注目を浴びたのが Tea Party。 中間選挙前の9月のWSJ紙とNBCの共同世論調査によると、中間選挙有権者の3分の1がTea Party支持者で占められていることがわかり政界での影響力の拡大を誇示した。 しかしながら、注意しなければいけないのが、Tea Party支持者が必ずしも共和党支持者とはいえないこと。 財政赤字は共和党のブッシュ前政権も同様だったため、共和党指導層に対しても 「ワシントンのインサイダーだ」 と批判の声を上げている。 また、従来の共和党支持を離れ、前回大統領選でオバマ氏に投票し、結局オバマ氏の政策に失望した人々もいる。 こうした層の受け皿なのです。
 Tea Partyには、全体をまとめる指導者はいない。 今年2月に開催された、初のTea Party全国大会には、2008年大統領選で共和党副大統領候補だったペイリン前アラスカ州知事が出席したが、彼女も積極的に指揮しているわけではない。
 今後も注目です。
          
posted by かさまつまさのり at 16:48| 政治

2010年11月16日

何のための名古屋市長選?

何のための名古屋市長選?

 予想通りといえばそうですが、河村名古屋市長がまた新しい話題を提供してくれています。 15日中日新聞夕刊によれば、河村市長自身が自ら辞職し行う市長選挙の時期を、来年4月の市議選にぶつけるのをやめ、来年2月に迫った愛知県知事選に変更するとのことです。 市議会解散請求(リコール)署名の審査延長により、出直し市議選と知事選とのトリプル選構想が崩れた後、市長選の実施をいったん白紙に戻していたものです。

いったい何のための市長選挙なのか?
   

 政治的思惑以外の必要性がまったくありません。 仮にまた河村市長が当選しても、混迷している名古屋市議会の現状はなんら変わりません。 「市民の信任を得た」 といって、もっと強引な名古屋市政運営になることが目に見えています。 大村秀章衆院議員を担ぐのも、選挙の話題性だけを考えた結果でしょう。 まさに政治遊びです。
 きっと早々に単独で県知事選をやった場合と県知事選と市長選のダブル選挙の費用は、横井名古屋市会議長のブログhttp://blog.livedoor.jp/minami758/)などで明らかになるとは思いますが、税金の無駄使いのなにものでもありません。
 一方で、市民の責任も、問われています。 地域主権改革によって、地方への権限や財源の移譲が進む中、予算の議決権を持つ議会が果たすべき役割は一層、重要になっています。 しかし、現在の名古屋の現状は(全国同じですが)、市民の眼は自治体の首長に向きがちで、車の両輪であるはずの議会への関心は薄く、名古屋市議会でも先の市議会議員選挙で6割の人が棄権しています。

 河村市長は、大村氏と連携して課税自主権や減税を含めた競争力の強化で「愛知の独立」を目指すと主張していますが。。。。。

 名古屋市民辞めたいもうやだ〜(悲しい顔)、、、愛知県民辞めたい、、、、ふらふら
posted by かさまつまさのり at 13:39| 政治

2010年11月15日

日本の法人税は本当に高いのか?

日本の法人税は本当に高いのか?

 「日本の高い法人税」に企業の不満はきわめて強くなっています。 これに「労働規制の強化」「温室効果ガス25%削減目標」をあわせて、経済界では「日本企業追い出し3点セット」と言うそうです。 さらには最近の円高を招いてしまった「為替政策」も加えて「日本企業追い出し4点セット」と呼ぶこともあるのだそうな。
 今日は、「日本の高い法人税」について書いてみます。

 経営者たちは「政府が『企業は海外に出ていけ』と言っているようなものだ」と主張します。 実際、台湾をはじめ世界の方向は「法人税を下げて国外企業の誘致」を競って行っています。 日産自動車が今年、代表的量販車「マーチ」の生産をタイに移管したことは衝撃を与えました。 生産の海外移転と雇用流出は目の前に来ています。
 単純に考えれば、、、日本の法人税率40%はもともと先進国で際だって高い水準だ。 各国のさらなる引き下げの動きがあり高い税率で動かぬ日本の姿勢がよけいに目立つ。 となってしまう。
 「日本の法人税の実効税率は他国と比べて高いから減税すべき」というのは、企業の一貫して主張していることですが、本当なのでしょうか?
             
 この主張には、ごまかしが隠されています。 企業負担を国際比較する場合には、法人税だけでなく社会保険料の事業主負担も加えなければ、実際の企業の公的負担を国際比較することはできないという点です。
 財務省のホームページに掲載されている「平成22年度税制改正の大綱」 の「参考資料 法人所得課税及び社会保険料の法人負担の国際比較に関する調査(平成18年3月)」を見てみましょう。
        
                 クリックすると拡大します

 企業というのは、どこの国に行っても「法人税」と「社会保険料」を負担しなければなりません。 「企業負担」を国際比較するなら「法人税」だけではおかしいのです。 グラフにあるように、自動車製造業の「企業負担」は、フランス41.6、ドイツ36.9、日本30.4、アメリカ26.9、イギリス20.7で、日本は先進5カ国中3位です。 情報サービス業の「企業負担」にいたっては、フランス70.1、ドイツ55.7、アメリカ46.7、日本44.2、イギリス39.3と、日本は5カ国中4位です。
 実際、「法人税」の負担だけで比較しても、情報サービス業と金融業では、日本企業はアメリカ企業よりも負担が軽くなっています。 この結果からは、「法人税が高いと国際競争力が低下する」とか、「企業が海外に出て行ってしまう」などという主張には少々疑問点がでてきます。 以上のように、日本の法人税は他国と比べて一概に高いとは言えないようです。 このような論調を無批判に受け入れてはいけません。
posted by かさまつまさのり at 19:35| 日記

2010年11月14日

大村秀章氏 愛知県知事選出馬

大村秀章氏 愛知県知事選出馬

 「愛知県知事選 大村秀章氏の出馬はどうなったのか?」を書いたばかりでしたが、大村秀章衆院議員は予想通り愛知県知事選に出馬するようです。
         
 来年2月の愛知県知事選には、大村氏のほかに、自民党県連が元総務省課長補佐の重徳和彦氏、民主党が元総務省審議官御園慎一郎氏、みんなの党が薬師寺道代氏が立候補を予定しています。
 大村氏は現職の自民党の国会議員。 しかもその出馬を要請するのが元民主党国会議員の河村たかし名古屋市長となると、自民党にも民主党にも大きな影響を与えます。 大村氏と河村氏はTVタックルなどに出演し、全国的にも知名度の高い政治家です。 減税によって、県・市一体となって 「楽市楽座」 を実現し、経済振興を目指すといいますが、この2人がタッグを組むとなると、浮動票がかなり動くことが考えられます。 最近の選挙では浮動票の割合が高まっています。 都市名古屋を抱える愛知県では、特にその傾向は強くなっています。 結果は全くわかりません。
 自民党は愛知県で唯一の衆議院議員を失うことになります。 自民党愛知県連は、既に重徳氏の推薦を決定しています。 大村氏が出馬となれば、県連は除名など厳しい措置となるのでしょうか? 党の分裂は避けていただきたいものである。
posted by かさまつまさのり at 00:34| 政治

2010年11月12日

岡本充功厚生労働政務官と「ワクチン後進国」日本

岡本充功厚生労働政務官と「ワクチン後進国」日本
 先日、厚生労働政務官である岡本充功衆議院議員(写真)の話を聞く機会がありました。 厚生労働省の三役は、細川大臣をはじめ労働分野の方がほとんどで、政務官である岡本氏が厚生関係を一手に担当する形になっています。
         
 その際にも話題になりましたが、現在、厚労省予防接種部会では予防接種の改革にが検討されています。 『半分は国の公費、半分は地方交付税を用いた市町村への補助』 すなわち国民負担ゼロの予防接種のスキームが検討されています。 今日は少し「ワクチン後進国」といわれる日本の現状を書いてみます。
 我が国は 「ワクチン後進国」 と言われています。 ワクチン施策において他の先進諸国から大きく立ち遅れています。 細菌性髄膜炎は、先進国ではいまや 「過去の病」 であり、麻疹にいたっては 「日本は輸出国」 と嘲笑される状況です。
 VPD(Vaccine Preventable Diseases)<ワクチンで防げる疾病>という概念があります。 とりわけ日本では乳幼児期のVPD被害は深刻です。 細菌性髄膜炎と麻疹、水痘の3つの疾病に限っても、毎年数10名の乳幼児が死亡していると推計されます。 VPDに罹患したことによる後遺障害は数百名規模で生じていると推計されており、看過できる状況ではありません。 先にも書きましたが、細菌性髄膜炎はいまや世界では 「過去の病」 であるにもかかわらずです。
 予防接種の恩恵は 「疾患に罹患しないこと」 であり、VPD被害を防ぐことです。 不幸なことですが、日本国内では予防接種はその恩恵の大きさに反し、恩恵そのものがニュースとなることは殆ど無く、一方で、接種後に起きた変化、すなわち『接種後有害事象』は、その原因が予防接種やワクチンにあるかどうかを問わず、衆目を集めることとなっています。 『有害事象』 とは、接種や服薬後に見られた総ての“悪いこと”の総称です。 この中にはワクチンや薬による真の副作用と、偶然起こった別の原因によるニセの副作用の両者が含まれています。 日本では有害事象の総てが真の副作用と誤解されています。 犬が人を噛んでもニュースにはならないが、人が犬を噛めばニュースとなるのです。
 ワクチンには大変稀ですが真の重大な副作用が存在しますが、メリットが大きくデメリット上回るから、世界中で、国によっては強制接種にしてまでも、推進してきたのです。 最後に国立感染研究所情報センター長の岡部信彦先生の文章を記述します。
最も副反応発生頻度が高い麻疹ワクチを200万人に注射すると(確率的に)ワクチンと関連が疑われる死亡者が1人出る。 しかし、それを恐れて予防接種を受けないと200万人の患者中2千人が死亡する。 副反応が出てよいわけではもちろんないが、予防接種自体をやめてしまってはいけない
まさにこれを国民が知るべきなのです。
posted by かさまつまさのり at 20:02| 医療

2010年11月10日

愛知県知事選 大村秀章氏の出馬はどうなったのか?

愛知県知事選 大村秀章氏の出馬はどうなったのか?
 河村たかし名古屋市長が、来年2月の愛知県知事選挙に向け、自民党大村秀章衆院議員に『減税日本』からの出馬を要請したと報道されたのは1月ほど前。 話題づくりには抜群のネタでした。
         
 大村氏は、自民党愛知県連の前会長、自民党愛知県内唯一の衆議院議席保持者でもある(選挙区ではなく比例代表ではありますが、、、)。 当初は、大村氏の名前が出たことだけでも驚きでした。 当の大村氏は立候補の可能性が「あるともないともいえない」と含みを残したというのにも驚きました。 出馬の意思はかなりあるのかもしれません。
         
 大村氏が自民党愛知県連会長時代、私は愛知政治大学院の院生でしたので、何度か話す機会がありました。 大村氏は元官僚(農林水産省)で医師ではありません。 しかしながら、ライフワークとして厚生労働分野を良く勉強され、自由民主党厚生労働部会長、衆議院厚生労働委員会筆頭理事などを経験、麻生内閣では厚生労働副大臣に就任するなど、厚生労働部門の要職を歴任されています。
 診療報酬改定の際、政治的意図をもって、整形外科、眼科が狙い撃ちされることが過去ありました。 政治大学院の泊まり合宿の際に、(酒の勢いもあったのですが)大激論を交わしたことが思い出されます。 大村氏は、我々医師をはじめとした医療現場の声にも耳を傾けていただける人でした。 自民党の抜本的な刷新、医療行政の立て直しを担う有力な人材だと思っていただけに、もし仮に自民党を離れることになれば残念です。
 河村、大村のTVタックルコンビで一発当てようということでしょうが、こんな一過性の人気に便乗しようとする政治家とは思いませんでした。 また、今の衆議院議員の議席は自民党比例代表であることも十分考えていただきたい。 野党で冷飯を食っているのに耐えられなくなったのでしょうか。
posted by かさまつまさのり at 15:05| 政治

2010年11月08日

COP10

COP10
 少々古い話題となりますが、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)は、最終日未明まで続いた協議の結果、 「名古屋議定書」 と今後の取り組みとなる 「愛知ターゲット」 (生態系保全の国際目標) を全会一致で採択し閉幕した。
 生物多様性は分野が広範で一般には分かりにくいものであり、正直なところそれゆえにやや盛り上がりに欠けました。 しかし、生物多様性の重要性が日本の国民に認識されたのは大きな意義があったと思いますし、 議長国である日本は 「名古屋議定書」 採択によりその職責を果たしました。 少なくとも、長年続いた対立に一定の結論を出したことになり、歴史的な会議となったのはまちがいありません。
 しかしながら、実のところ先進国と途上国の利害調整という駆け引きの世界にはややうんざりであった。 医薬品などの開発、生産などには生物遺伝資源が必要です。 この生物遺伝資源を利用した医薬品の利益をどう配分するかで、生物遺伝資源が多く残されている発展途上国と先進国側との間で駆け引きが続いた。 最後は、分配・支援金など金の話に終始した。 「崇高な理念と国益の争いのギャップ」とはまさにこのことである。

 さて、このCOP10について、友人である細川昌彦氏は以下のように述べている。 様々な国際会議を経験した元官僚であるが、考えさせられる意見である。(氏は先の名古屋市長選を河村たかし氏と戦った相手であり覚えている方も多いであろう。)
 COP10は未明の議定書採択で無事終了した。市民活動の盛り上がりはこの国際会議を誘致したことの意味を噛みしめさせてくれる。 この会議を契機として自然保護の意識喚起、機運の高まりが期待され、それに努力されておられるNPOなど関係者には敬意を表したい。
 ただ会議の現実は、先進国と途上国の利害調整という駆け引きの世界だ。 それはこの会議に限らないし、そもそもそれは当初からわかっていたことだ。 一部報道に「崇高な理念と国益の争いのギャップに、市民に複雑な残像を残した」との指摘があったが、国際交渉の現実を初めて知ることになった市民としては当然だろう。
 また最終日の未明まで交渉して、議長の妥協案でギリギリ妥結するというのも、国際交渉では珍しいことではない。 私もこれまで多くの国際交渉に携ってきたが、むしろ交渉者としてはこれは常套手段である。 これも当初から関係者の間ではこの会議の成り行きはある程度予想された。 「劇的な瞬間」「日本外交の勝利」といった過度の高揚感で受け止めるのはやや違和感がある。 もちろん関係者の努力や会議の結果は正当に評価すべきである。 と同時に、国際会議の現実をもっと冷静に見る目も養いたい。
 ある外国政府関係者からこんな指摘もあった。「「名古屋議定書」「愛知ターゲット」となったが、市と県が名前を分け合う調整の結果らしいね。英語の会議名も「アイチ・ナゴヤCOP10」になっている。国際的にはちょっと変だよ」」 事実はわからないが、こういう見方をされていること自体は残念ではある。
 関係者のご努力と成果を心から評価するとともに、いろいろと「国際化」ということを考えさせられる会議でもあった。

   <COP10と「国際化」 細川昌彦>
    http://m-hosokawa.blogspot.com/2010/11/cop10.html
         
           写真は 細川昌彦中部大学教授
posted by かさまつまさのり at 23:27| 日記

2010年11月02日

日本の防衛・外交

日本の防衛・外交
 昨日、尖閣諸島事件のビデオが一部の国会議員のみに公開されました。 素直な疑問ですが なぜ一般公開されないのでしょう?できないのでしょうか?
 裁判の証拠だから公開できないという見解もあります。 日中関係の悪化を懸念しているという見解もあります。 しかし、この問題は公益性の強い日本の主権に関する大問題です。 こちらに非がないかぎり正々堂々と公開できるはずです。 日本と中国の言い分が違うのであれば、事実をはっきりさせ、国際世論にも訴えねばならないと思いませんか?
 さらには、ロシア大統領が国後島へ上陸とのニュース。 日本の防衛・外交はどうなっているのでしょうか? 諸外国が日本の防衛・外交の弱さを標的にし始めていることは明白です。 諸外国が自国の国民に国力をアピールするために、日本の弱さを利用しています。
 こんなことでいいのでしょうかちっ(怒った顔)
       
posted by かさまつまさのり at 23:07| 日記

2010年11月01日

参議院総務委員会で「ナゴヤ問題」議論 片山さつき参議院議員

参議院総務委員会で「ナゴヤ問題」議論 片山さつき参議院議員
         
 先月のことになりますが、10月21日の参議院総務委員会で片山さつき参議院議員が「ナゴヤ問題」を取り上げました。
●配布資料●
 総務委員会資料(片山さつきブログより)
 http://satsuki-katayama.livedoor.biz/archives/3695926.html
●委員会中継●
 2010年10月21日 総務委員会 <片山さつき氏の登場は37分〜1時間18分です。>
http://www.webtv.sangiin.go.jp/generator/meta_generator_wmv.php?sin=560&mode=LIBRARY&un=181d5b11d3b1e4c21e525bee2bd6e978&ch=n&pars=0.16300621756371453
<片山さつき氏の登場は、 37分〜1時間18分です。。。>

片山さつき参議院議員は、片山総務大臣から名古屋市政について興味ある答弁を引き出しています。
 ■「減税したことによって地方債の発行が増える、これは認められないということなんです。」(片山大臣)
 ■(議会の議決に関する審査の申立てを河村市長がしたことに対して、)「自治体の非常に重要なことは議会の権限になっているわけです。ですから、議会の権限というのは最大限認められるべきだと思う。そういう観点から見て、直接答えは申しあげませんけれども、権限を超えているとか違法であるとかということになるのかどうか、そこら辺はよく考えられた方がいいですよという話を申しあげました。」(片山大臣)

 すばらしい質問です。やっぱり、名古屋市長は片山さつき先生しかないと思うのであった。
posted by かさまつまさのり at 23:38| 名古屋市