予想通りといえばそうですが、河村名古屋市長がまた新しい話題を提供してくれています。 15日中日新聞夕刊によれば、河村市長自身が自ら辞職し行う市長選挙の時期を、来年4月の市議選にぶつけるのをやめ、来年2月に迫った愛知県知事選に変更するとのことです。 市議会解散請求(リコール)署名の審査延長により、出直し市議選と知事選とのトリプル選構想が崩れた後、市長選の実施をいったん白紙に戻していたものです。
いったい何のための市長選挙なのか?

政治的思惑以外の必要性がまったくありません。 仮にまた河村市長が当選しても、混迷している名古屋市議会の現状はなんら変わりません。 「市民の信任を得た」 といって、もっと強引な名古屋市政運営になることが目に見えています。 大村秀章衆院議員を担ぐのも、選挙の話題性だけを考えた結果でしょう。 まさに政治遊びです。
きっと早々に単独で県知事選をやった場合と県知事選と市長選のダブル選挙の費用は、横井名古屋市会議長のブログ(http://blog.livedoor.jp/minami758/)などで明らかになるとは思いますが、税金の無駄使いのなにものでもありません。
一方で、市民の責任も、問われています。 地域主権改革によって、地方への権限や財源の移譲が進む中、予算の議決権を持つ議会が果たすべき役割は一層、重要になっています。 しかし、現在の名古屋の現状は(全国同じですが)、市民の眼は自治体の首長に向きがちで、車の両輪であるはずの議会への関心は薄く、名古屋市議会でも先の市議会議員選挙で6割の人が棄権しています。
河村市長は、大村氏と連携して課税自主権や減税を含めた競争力の強化で「愛知の独立」を目指すと主張していますが。。。。。
名古屋市民辞めたい

