2011年01月18日

ワクチンの話B 必要なワクチンがなぜ任意接種?

ワクチンの話B 必要なワクチンがなぜ任意接種?

 『ワクチンの話A 任意接種は「受けなくていいもの」でしょうか?』 で、必要なワクチンが定期接種にされず、任意接種のまま留め置かれている現状は、国民の不利益ばかりであることを述べました。 では、なぜ必要なワクチンが定期接種にされず、任意接種のまま留め置かれているのでしょう? 今日はこの話を。

 結論を言うと、法に位置づける定期接種にしてしまうと、賠償金の支払いや接種費用の負担などさまざまな責任を国が持たなければならなくなります。 厚労省にはこれまで、国家賠償訴訟で繰り返し負けてきた歴史があります。 法に位置づけない任意接種に留めておけば、国の関与は限りなく小さく、接種費用の負担を回避することもできます。 「自己責任」においての接種は、国にとって都合がよいのです。
 しかし、だからといって放置していては、国民の不利益が増すばかりです。 このような国の姿勢こそが、日本が 「ワクチン後進国」 となっている大きな要因のひとつです。
 『岡本充功厚生労働政務官と「ワクチン後進国」日本』 で、『ワクチン施策において他の先進諸国から大きく立ち遅れています。 細菌性髄膜炎は、先進国ではいまや 「過去の病」 であり、麻疹にいたっては 「日本は輸出国」 と嘲笑される状況です。』と書きました。 この実情を国は解決する必要があります。
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posted by かさまつまさのり at 16:30| 医療